|
評価:
たかしげ 宙
スクウェア・エニックス
¥ 540
(2009-09-25)
コメント:到底実現不可能な課題を前に、一層奮い立つ護!遥ちゃんのかいがいしいお世話があってこそです。
|
とうとう10巻……の割にはほとんど時間が進んでいないように思えますが、遥ちゃんがカワイイからいいか!
以下、感想はかなり女子目線です。
世界的な賞金首になったり殺人マッスィーンに殺されかけたりと散々な護さんですが、今回またもや無理難題が。エレメンツネットワークの黒幕、台場巽から、組織を無断で抜けたペナルティを免除する条件として、角鳳会を2週間で殲滅せよとの指令が下ります。護は遥とともに各事務所を襲撃しますが、そこで日本刀の使い手で千治という一風変わった男と出会います。「若頭にちょっとお灸を据えていただきたいんで…」台場巽から直々に「護の暴走を止めてほしい」と頼まれた遥は承諾しますが、待ちかまえていたのはつらい現実…。一方源田たちは護と遥の消息を追って北海道へ。そこで、知られることのなかった護の過去が明らかに!…とまぁあらすじはこんな感じでしょうか。
正直、過去の護さんのかっこよさときたら失禁レベルです。今ももちろんそうですが。
剣鬼シルエットだけでも腰砕けですが、紛争地域の強奪グループに日本刀一本で挑む姿…おおお、動悸が…ドキドキ。
過去が明かされるにしたがってわかるのは、どれだけ護さんが武術バカかということです。戦闘マニアというか…。師匠を夜稽古で負かすほどの腕前で、何があったかまだわかりませんが視力を失って、それでも剣を捨て切れずにいたところに台場巽が現れる、と。
うーん、空白の部分も、想像できない壮絶な過去なんだろうなぁ。
普通だったらお涙ちょうだいに走りそうな設定ですが、護さんは本当に徹底してストイックでクールなので、悲壮感がまるでない。
そんなところもイイんです!!
さて、今回ジュリエットやシエラはほぼ出番なし、他のお色気要員もなしで、ある意味ビジュアル的には女子(護さんファン)向けかも知れません。
ただし、護×遥のイチャイチャは多少あります。遥ちゃんが護さんの顔を囲うようにして、サングラス掛けてあげたりとか…。きゃー。
それにしてもびっくりするほど、護さんが超ド級の朴念仁です。
…ホントにけっこんするの…?
女子として個人的に思うのは、エレメンツの他のイケメンメンバーももっと出せー!ってことでしょうか…。
まぁ台場巽とか千治とか新キャラの登場もあって、なんか人形みたいな女の子も出てくるみたいなんで、当分はそっち重視なんでしょうけど。
フォックスとかインディアとかもったいないよー。
クセのありそうな千治がいいキャラに育って楽しませてくれることを願ってます。