イップスという病名は初めて知りました。
普段の生活で稀に「あれ?鉛筆の握り方って、どうだっけ…」とか、当たり前に出来ていたことのやり方を突然忘れてしまったりすることはあります。一瞬で思い出すんですけど…。
ん〜そういう感覚とはちょっと違うのかな。
やることはわかってるのに、脳から体にうまく信号が伝わらないってことですもんね。
今回は、疎ましく思っていた鈴木を窮地から救い、彼が抱える不安を聴くことで解決への扉が開き、伊良部の「同じところにバウンドさせて同じ場所につくように投げる」(確かこんなセリフ)のが試合でのボール送りよりすごいことなんじゃないか、という言葉でパッと殻から出ることができた。
終わりにベンチから鈴木を応援する坂東の姿がありますが、晴れ晴れしてます。
これは選手としては復活してないけど精神的には救われたという状態かと思います。
この、物語の終わりには主人公の症状は解決しているけれど、どこがどうなって解決したのかはよくわからない。精神病の症状改善の因果関係はハタから見ればブラックボックスなのですね。
また主人公にとって100%願い通りの結果でないがそれを受け入れているところとか、そうした必ずしもみんなが考えるわかりやすいハッピーに行きつかないところが、この話の面白いところです。
それにしても伊良部先生今回は試合中のグランドにまで出てました。
見た目も変化するし、伊良部先生って本当に実在するんだろうか…それとも、患者の心理を表すメタファーとしてそこにいるように見えてるだけなのかしら。
あと、カレンダーの日付によると全ての患者が同じ時期にかかってるんですよね。
これカレンダー通りに伊良部先生の行動調査したら、ちゃんとダブらないようにしてあるのかな。だれか暇な人調べてくんないかしら。
他の話の登場人物がちょくちょく顔を出していますが、過去の放送からも出てきてたりするので(今回は野球少年)、見返したくなります。
うーん、うまい作戦?