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手塚 治虫
小学館
¥ 610
(1995-02)
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中古屋さんで見つけて購入。
映画化で話題になった時は、映画の不評もあってちょっと手がでなかったのです。
しかしこれは明らかにその時期に買われたものです。まあね。そのおかげでお安く読むことができました。
読んだ感想まずひとつは…期待ほど結城が美しくない!
神父を誘惑するほどの「魔性」のはずが、白いランニングとパンツで「抱いて!」って言われても〜。正直映画でも話題になっていたので、同性愛がどう表現されているのか気になっていたんですよね。だから余計に肩すかしを食らったというか。
ただ、小さい時に結城はめちゃめちゃ可愛かった。あれは賀来がつい手を出すのも理解できなくはない。
ストーリーはさすがに引き込まれました。
次に結城がどんな悪事を犯し、賀来はどう阻止するのか、楽しみでなかなかページを繰るのがやめられませんでした。
脇キャラの充実も楽しい。ヒゲオヤジすばらしいです。
ただなぁ、やっぱり最後がなぁ…。
もしかするとああいう手法は出版当時珍しく衝撃的だったのかも知れませんが、兄の話が出てきた時点で結構予測がついちゃいますね。ちょっと無理やり終わらせた感がどうしても残ります。
映画は未見です。どんな感じで残念なのか、自分の目で確かめたい気もします。
気になって映画のビジュアルを見たら、黒のタンクトップで山田くんの上に玉木くんが折り重なっている写真が。ああ〜〜〜表情はエロいのになんで裸じゃないんだっ!おしいっ!
スポンサーの意向で同性愛設定回避が決まったと聞いていますが、結局それで人が入らなかったんじゃあ元も子もないわな。